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ぼくのエリ
  
  
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肌触りはとてもひんやり。
スウェーデン郊外の閑散とした寒々しさと
透き通るような透明感。
でも実際はヒリヒリと火傷のような、
後引くジクジク感。

無垢で残虐で
きれいで多感で
生々しく痛々しい
そんな映画でした。

噛みしめれば噛みしめるほど、
新たな解釈や味わいや、痛みが出てくる。

人を好きになることって
結局は自己愛の投影にすぎないのかもなー
なんて、むかし思春期に思い悩んでいたことを思い起こした。
その人を好きになるのではなく、
その人が好きになってくれた自分を好きになるだけだとか。
本当はやさしいのではなく自分がかわいいだけだとか。
自己まっしぐらだった
当時の青臭い思いがよみがえる。


映像 すごく好きでした。


でもこの日本版て、タイトルとかボカシとか、
本来の作品の意図を意図的に変えようとしてるよね…
by miyua-moi | 2011-07-11 02:38 | film
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