「起きるの」 と彼女はいった。 目の青さは夢遊病者いろ。 「ベッドに戻りなさい」 とわたしはいった。 「どうして?」 片ほうのブロンドの足を床に置いて、 すでに半分はベッドを出ていた彼女がいった。 「どうしてって、きみはまだ眠っているからだよ」 とわたしがいった。 「そお・・・・・・じゃ、いいわ」 と彼女はいった。 わたしの言葉に納得すると、彼女はベッドに戻り毛布にくるまって、 わたしにじっとよりそうようにした。 それからはもう一言もいわず、身動きもしなかった。 ブローティガン 『芝生の復讐』 より
by miyua-moi
| 2009-04-21 01:43
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