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アントニオーニ
買って放っといたヴェンダースのDVDボックスの中身をふと覗いてみたら、
その中に、思いもよらなかったものが。


「666号室」


これはヴェンダースがカンヌ滞在中に、
映画監督仲間に筆談でインタビューをしたもの。
被写体としてゴダールやスピルバーグ、ヘルツォークとかがいます。
けっこう豪華。
そしてそして、その中にミケランジェロ・アントニオーニが!!!


アントニオーニ_f0060883_11143591.jpg
興奮してしまいました。
だって、動いて喋るアントニオーニを見るのは初めてなので。
ホントは題の「アントニオーニ」のあとにハートマークをつけたいぐらい。

映っていたのは、1982年時のアントニオーニ。私の誕生年。
映ってた人はもうおじいちゃんでした。
未来を哀れむ一種の年老いた口ぶりがあった。
でも、未来の先を見据えて、新しさを求める斬新さもあった。
実存主義のニュアンスも言葉の中に見つけた。
アントニオーニのとこだけ繰り返し観て、涙がでそうになりました。
ずっと会いたかった人に会えた気分。

ゴダールとユルマズ・ギュネイの話もよかったです。
ものを創りだす人間の話って好きだ。
by miyua-moi | 2006-01-14 23:00 | film
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